ブログでは塾と関係のないことのみを書いています。

本当にたいしたことは書かないので 御用とお急ぎでない方、

特に、お暇で気が向いた方にお読みいただければ幸いと書く次第です。

 

暖かい日が多くなってきました。

春はもうすぐですね。

私たち野球ファンはこの季節を「球春到来」といって

本年のシーズン開幕を楽しみにします。

本日はプロ野球、私の大好きなベイスターズのお話しを。

 

我らがベイスターズ、昨年は最下位でした。

優勝したスワローズの胴上げを目の前で見せつけられるというおまけ付きです。

まあ、これ以上悪い結果もないでしょう。

今年は上がり目ばかりと前向きに捉えていきましょう。

 

現在、シーズン開幕に備えて、オープン戦の真っ最中です。

絶好調です。勝ちまくっています。

ポジティブなニュースばかりです。

もうポジ情報はいいからシーズン開幕後にとっておいて、と思ってしまうくらいです。

 

昨年の年末のことなのですが、

このブログで「M1グランプリ」のことを書きました。

オジサン世代の星「錦鯉」に頑張ってほしいと書いたところ、見事優勝。

この故事（ってほどのものでもありませんが）にあやかって、

本日はベイスターズの注目若手選手のご紹介をさせてください。

私が切に活躍を願っている選手です。

 

細川成也（24歳）高卒６年目の外野手。

長距離砲のパワーヒッターです。

ライナーで打ち返した打球はもの凄く速く、あっという間に外野へ抜けます。

角度良く打ち返せば、滞空時間の長い美しいホームランが打てます。

高卒６年目は遅咲きの部類かもしれませんが、

今年こそ、遅咲きであっても大輪の花を咲かせてほしいとおもっています。

 

先日、横須賀でファームの試合を観戦しました。

その試合でも細川選手はレフト場外へ運ぶ

大きなホームランをかっ飛ばしてくれました。

 

ファームの観戦をするファンは両極端です。

ざっくり分けるとマニアな大人と初心な野球少年です。普通のファンはあまりいません。

マニアな大人は「あなたは関係者ですか？」ってくらい冷静で、すれっからしです。

初心な野球少年は「うわー球場って広いんだねえ」なんて感動していて、純粋です。

ファーム球場の観客席は混沌とした独特な空間です。

 

細川選手が打席に立ちます。

苦手のアウトローに出し入れされて手こずっています。

 

客席は、それぞれ自分のスタイルで観戦しています。

鳴り物を使った組織的な応援なんてありません。

のんびりとした勝手気ままな観戦です。

 

そんななか、細川選手のバットが一閃。

「ッカン」と乾いた音が鳴り響き、打球がもの凄い速さでもの凄く高く上がります。

 

その瞬間、球場の空気が変わります。

のんびりな雰囲気が一瞬で消え、球場は静まりかえり、

全ての人が目で打球を追います。

 

この打球が、外野フェンスの手前で落ちて、外野手に捕られてしまえば単なる外野フライ、アウトです。

フェンスを越えればホームランです。

 

あまりにも高く上がった打球はそのどちらなのかの判断がつきません。

ジッとゆくえを見守るだけです。

 

打球は放物線の頂点をむかえたとき、ほんの一瞬ですが空高く止まって見えます。

そこから上がっていくときよりもずっとゆっくり落ちはじめます。

 

打球を追っていると、やがて視界に捕球するのをあきらめた外野手が見えます。

これはホームランか？期待が高まります。

 

静寂のなか、打球はフェンスを遙かに超えて、場外の林の中に音もなく消えていきました。

特大のホームラン。場外ホームランです。

 

それを見届け、

すれっからしのおじさんも純粋な小学生も、同じ言葉をつぶやきます。

「すげえな場外だよ」と。

 

細川選手が拍手と歓声のなか、ダイアモンドを一周してホームベースを踏みました。

 

球場はすぐにもとの混沌に戻りますが、

すれっからしのおじさんも純粋な小学生も、同じ気持ちで球場を後にしたでしょう。

「今日は良いもの観たなあ」と。

 

機は熟しました。

雌伏の時を経て、今年こそ細川選手のブレイクを観たいです。

この日も、これまでもファームでの活躍はたくさん見せてもらいました。

今年こそは１軍で、本領発揮で活躍されんことを切に願う今日この頃でございます。

 

頑張れベイスターズ、頑張れ成也！

 

毎度、駄文にお付き合いいただき、誠にありがとうございます。

また、お暇のおりにお付き合いいただけますよう、よろしくお願いいたします。