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26年ぶりの日本一

ブログでは塾と関係のないことのみを書いています。

本当にたいしたことは書かないので 御用とお急ぎでない方、

特に、お暇で気が向いた方にお読みいただければ幸いと書く次第です。

 

我らがベイスターズがやりました。

日本シリーズを制し、26年ぶり3度目の日本一に輝きました。

 

前回日本一の98年以来、苦難の四半世紀を乗り越えての栄冠です。

おめでとう。ありがとう。ありがとう。おめでとう。であります。

 

忘れられない忘れたくない出来事がたくさんあった今シーズンでした。

これから同好の士と何かにつけて幾度となくそして永く語り合うことでありましょう。

ベイスターズファン冥利に尽きる一年でありました。

 

ペナントレース3位、勝ち越し僅か2勝でCS、日本シリーズに臨んだ今年。

ベイスターズの日本一を予想する解説者は皆無。

ペナントレースの結果からして負けて当然、勝てば大番狂わせのポストシーズンでした。

 

ポストシーズンに滑り込みで参戦した三浦監督は、常に対戦相手への敬意もって挑みました。

タイガース、ジャイアンツ、ホークスと戦ってきましたが、いずれのときも対戦相手へのリスペクトを忘れません。

 

「相手は強いチームですから、全力を出し切ってぶつかっていくだけです」

 

自分たちが弱いんだから当たり前といえばそうではありますが、

なぜ、殊更、ただでさえ強い相手を持ち上げ続けたのでしょう?

 

この言葉にアントニオ猪木の「風車の理論」を見たのは私だけではありますまい。

 

風車の理論とは、ライバル会社、ジャイアント馬場の全日本プロレスとNWAに有名外国人レスラーを独占されてしまい、

無名の外国人レスラーを相手にいかにしてエキサイティングな戦いのドラマをみせるかと、

新日本プロレス旗揚げ当初、苦心の末にたどり着いたアントニオ猪木の戦いの美学であります。

 

曰く、「相手が3の力しかもってなくても7,8の力があるように導いてやり、相手の輝きがピークに達したところを更に輝いた自分が勝つ。」

 

これが「風車の理論」最もエキサイティングな戦いの美学であります。

 

そういえば、三浦監督、現役時代に鈴木尚典打撃コーチとともに、

蝶野正洋のnWOのメンバーだったことを思い出します。新日イズムですな。

 

相手は強いと認めることは、自分たちはもっと強いと信じることでもあります。

三浦監督、名将であります。

少なくとも私は、この相手チームへの敬意を忘れない日々を見て三浦監督、名将認定であります。

 

見事に日本シリーズを制し、史上最大の下剋上といわれる優勝を果たしました。

お見事であります。

 

かてて加えて、この三浦監督の姿勢は実に礼儀正しくもあり、

スポーツを愛好する者として実に清々しい態度でもあったため、

にわかにベイスターズを応援していただける新しいお仲間を増やすことにも貢献いたしました。

「今年はもうベイスターズを応援するよ」と言ってもらえることに。

これもまたうれしい出来事でありました。

 

最後に、長かった今シーズン、

私が最も感銘を受けた名将三浦監督のお言葉で締めたいと思います。

 

勢いに乗ると猛烈に強いが、ちょっとしたミスが出がちという、

もうこれはホエールズ時代からの長い伝統のようなものなのでありますが、

今年のベイスターズも例にもれずイージーミス多発のペナントレースでありました。

 

そんなチーム状態で迎えたポストシーズン劈頭、

選手に全力を出し切らせるために、三浦監督は選手にこう言いました。

 

「いいか、試合でもしミスをしてしまったら…」

 

これに続く言葉、皆様いかがお考えになられますか?

名将はかく語りました。

 

「もしミスをしてしまったら、なるべく早く忘れろ」

 

なるべく早く忘れて、本来の力を発揮してくれという願いだったと思います。

例えミスが出てしまったとしても、俺はお前の力を信じているぞ信頼は揺らがないぞと、私にはそう聞こえました。

 

そんな監督の信頼を背に存分に力を発揮する選手の姿を見せていただきました。

本当に楽しいシーズンをありがとうであります。

 

この日本一が、ベイスターズ黄金期の始まりになることをご祈念申し上げる次第であります。

 

毎度、駄文にお付き合いいただき、誠にありがとうございます。

また、お暇のおりにお付き合いいただけますようよろしくお願いいたします。

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