標高100mごとに-0.6℃
ブログでは塾と関係のないことのみを書いています。
本当にたいしたことは書かないので 御用とお急ぎでない方、
特に、お暇で気が向いた方にお読みいただければ幸いと書く次第です。
お暑うございます。
先日梅雨入りと聞いたばかりだと思うのですが、
今日はもう雨も降らず30℃を軽く上回る猛暑で、
これからもこの暑さがしばらく続くとか。
まったくもって、暑くてイヤンなっちゃうのであります。
暑くてイヤンなっちゃうと勉強どころではないので、
塾はいつでもエアーコンディショニング万全でありまして、
快適に勉強していただいているわけであります。
塾へ入って来られるやいなや、開口一番「うわ~、涼しい!」
の声を聴くのは私にとっての風物詩であります。
「じゃあ外がどんなに暑かろうがいいじゃねえか」と
そうお思いの方もいらっしゃろうかとは思いますが、
これがまた、そういったものでもないのであります。
室内、冷房ガンガンの環境で長時間過ごされる方々には、
きっとご共感いただけると思うのですが、
これはこれでなかなかキツいのであります。
自然の暑さに体を慣らすというのはやはり大事なことでありまして、
ここを冷房に頼りすぎてしまいますと、その時は良くても、
いわゆる夏バテをきたしやすくなるのであります。
ここは意図して外気に触れておかないとと思い立ちまして、
思いついたのがバイクに乗ろうでありました。
私には延々20年連れ添った愛機、CB1300SBという古くてデカいバイクがございます。
出番です。
バイクというのはまことに弱い乗り物でありまして、
暑けりゃ暑いまま日差しを遮ることすらできず、
寒けりゃ何もしないより尚寒く、雨が降ったら雨ざらし、
突然の横風なんてのも大敵であります。
ちょっとでもバッドコンディションとなると、
バイクに乗るのは何かの修行のようになってしまうという、
まことに弱い乗り物であります。
ではなぜ、そんな不合理な乗り物に乗るかと申しますと、
欠点の裏返しで、それほど暑くないな、耐えられないほどの寒さではないな、
といった些細な幸せをより素直に喜べるからなのであります。
雨が降っていない、強い風が吹いていないというだけのことを喜べるのです。
そんなこんなで、
この暑さに体を慣らすにはこれが最適と乗り出しました。
暑いっす。
日差しも強く、気温は34℃。
道路からはアスファルトの溶けるにおいがするようです。
2時間ほど時間はあります。
どこへ行くのも自由な時間でありますが、私はあたりをつけてます。
山です。
こういうときは山です。
海ではありません。山がいい。
標高が100m上がると概ね0.6℃気温が下がるといいます。
出発地点の栢山は標高25mです。高い山を目指しましょう。
私が向かったのは箱根の大観山、標高1000mです。
私の計算ではここより6℃低くなっているはず。
28℃くらいにはなっているはずであります。
もちろん標高100mごとに-0.6℃というのは理論値といいますか、
まあ、大体そんなかんじという数字でありまして、
その他諸条件によりかなり自在に変化しうるものでありまして確証はありません。
ともあれ、箱根を登るにつれて少しずつ涼しくなるのを肌に感じます。
アスファルトの溶けるにおいも森林の木々の香りに変わっていきます。
到着です。
気温24℃。心地よいそよ風の晴天。
期待した以上のグッドコンディションです。
芦ノ湖の向こうに富士山が見えます。
明治を生きた日本を代表する画家、横山大観がここからの景色を愛したというのが
その名の由来の大観山からの絶景です。
富士山の雪も残りわずかとなり、今年も本格的な夏の近きを感じます。
缶コーヒーで一休みしたら即下界へ帰還ではありましたが、
心も体も夏モードに切り替えられたかなという2時間でありました。
毎度、駄文にお付き合いいただき、誠にありがとうございます。
また、お暇のおりにお付き合いいただけますようよろしくお願いいたします。