触発
ブログでは塾と関係のないことのみを書いています。
本当にたいしたことは書かないので 御用とお急ぎでない方、
特に、お暇で気が向いた方にお読みいただければ幸いと書く次第です。
今年も高校野球の季節になりました。
本日は、「高校野球を観にいってきました」というお話で、
しばしお付き合いのほどよろしくお願い申し上げる次第であります。
全国大会、いわゆる甲子園大会は、
私としては、毎年決まって夏期講習中になってしまうこともあり、
それほど熱心なファンというわけではないのですが、
地方大会、神奈川県予選は時間があえば球場にいって観戦するほどのビックファンであります。
母校をはじめご縁のある高校を応援するわけであります。
当たり前ですが、試合は必ず神奈川県内でおこなわれます。
上手くすると小田原市内で観戦することもできます。
甲子園までいくのは大変ですが、この点も地方大会の良いところであります。
地方大会では強豪校も弱小校もあります。
強豪同士の緊迫した試合もあれば、技術的に大きな格差のある試合もあります。
強豪校の高い技術を観るのも楽しみの一つではありますが、
技術で多少の差があったとしても、気持ちとチームワークで戦う姿により感動します。
高校生とはいえ、いや、高校生なればこそかもしれませんが、
個々人の技術力の差は断然とあります。
将来プロへの道もあるだろうなと思われる選手からはじまり様々です。
ではありますが、すべての選手にひとしくいいえることもあります。
この試合で負けたら夏の大会が終わるということ。
それは少なくない選手とって、プレイヤーとして野球をする最後になるということであります。
この一戦が、小さいころから延々続けてきた競技の集大成であることに変わりはありません。
そう思ってみると、
1本のヒットに、1つのプレーにどれほどの積み重ねがあるかとその背景を思わずにいられませんし、
ひとつのエラーにどれほど悔やむ気持ちになっているかと、その心情を察し同情を禁じえません。
勝った負けた、強い弱いとは別の見所、魅力があります。
試合を見に行くと思うのですが、
グラウンドで試合をする選手は多くの人々に支えられています。
スタンドには、応援するベンチ入りしていない野球部員、
吹奏楽部、応援団、チアの皆さん、選手の家族の方がた。
皆さん暑い中惜しみなく声援を送り、
選手はそれに応えようと精一杯の健闘をみせます。
結果の勝ち負けなんて小さなことだと思えます。
グラウンドの選手が背負う応援は、スタンドからだけではありません。
駐車場整理も入場券のモギリも他校の野球部員がします。
詳しくは知りませんが、審判の方も、グラウンド整備でトンボ掛けをする方々も、
大方ボランティアでありましょう。
そんな善意の空間で後ろ向きな野次など野暮。
どんな結果であろうとも、ただただ拍手を送るのみであります。
今年も良い野球をみせていただきました。
私も及ばずながら、だいぶスケールの小さな話にはなりますが、
老骨に鞭打ち、これから始まる夏期講習に向けて、
高校球児を見習い気合を入れなおしたと、そんな次第であります。
毎度、駄文にお付き合いいただき、誠にありがとうございます。
また、お暇のおりにお付き合いいただけますようよろしくお願いいたします。