人口問題
ブログでは塾と関係のないことのみを書いています。
本当にたいしたことは書かないので 御用とお急ぎでない方、
特に、お暇で気が向いた方にお読みいただければ幸いと書く次第です。
本日は、「人口問題」という、
いつになくスケールの大きなお話を。
ここのところの日本は人口減少だとか。
日本の人口は2009年をピークに13年連続で減り続けているそうです。
1年に60万人以上のペースで減り続けているとか。
60万人は大変な人数だとは思うのですが、イメージしづらいです。
そこで、島根県の人口が同程度なので、
「毎年、島根県民がすっかりいなくなるくらいのペースで人口減少している」
なんて言われると何となくイメージできる気がしてドキッとします。
47しかない都道府県の1つが丸々なくなってしまうとは、と驚きます。
日本の人口減少、とっても心配になります。
さて、日本が人口減少してる一方で、世界人口は激増しています。
先ごろ世界人口が80億人を超えたとか。
今も毎年1億人くらい増えつづけているそうです。
1億なんて言われると、数字が大きすぎてさらにイメージしずらいです。
そこで、日本の人口が約1億2千万なので、
「毎年、日本の人口くらい増えている」といわれると
これまた何となくイメージできてしまい、その激増ぶりにこれまたドキリです。
日本は人口減少、世界は人口激増です。
いやはや、上手くいかないものですなあ。
ワタクシ事で大変に恐縮ですが、
私が中学生のころ、初めて社会科で覚えた世界人口は45億人でした。
ア・テスト対策で覚えました。
当時45憶人が現在80億人です。ここ40年でほぼ倍増です。
世界人口の増加はとても激しいといえます。
同じころ、やはり学校の授業で、日本の人口は1億2千万人と教わりました。
1980年代ですが、現在とほぼ変わっておりません。
日本の人口減少は、世界の人口激増に比べれば、かなり穏やかだといえそうです。
いにしえの郷ひろみのヒット曲に
「2億4千万の瞳」という歌があります。
♪で~あいっわ 億千万の 胸騒っぎ~ (お~くせんまん)
い~のちのトキめき エキゾチ~ッ エキゾチ~ッ エキゾチ~~~ック ジャぺァン!
でおなじみのあの歌なわけですが。
これがヒットしたのが1984年でした。
2億4千万というのは勿論、1億2千万の2倍。
当時の日本の人口1億2千万人のすべての瞳の数だけ視線、注目を集めているってな意味でしょうか。
元ネタは壷井栄の「二十四の瞳」でありましょう。
瀬戸内の小さな島(小豆島)で12人の生徒たちに慕われたうら若き女性教師の奮闘物語。
12人の生徒たちの純朴な24の瞳に見つめられた先生のお話です。
そんなことはどうでもよいのですが、
私が言いたいのは、日本はここ半世紀ほど、
エキゾッチクジャパンの時代から、ずっと1億2千万人だということです。
毎年、島根県分増えたり減ったりしながらもおおむね1億2千万人です。
島根県全部という例え方がドキリとさせるのかもしれません。
ドキリとさせるための例えなのではありましょうが。
ちがう例えで、例えば、
神奈川県西部・平塚・秦野伊勢原地区という、
高校受験業界おなじみの区分、ここの人口よりはちょっと少なめだよ、と言われれば、
「まあ、日本全体ならそれくらい減ったりはするのかなあ」と、
少なくとも私は妙に納得、それほどドキリとはしないのですが、皆様はいかがでしょうか?
まあ、印象はそれぞれでありましょうが日本の人口が減少していることは確かなことです。
少子化、高齢化もしています。そういったニュースはよく耳にします。
そのおかげでしょうか、
「人口問題」がテストで問われると、反射的に「減少」と答えてしまう人が多いです。
それが「日本の」人口問題であれば正解なのですが、
「世界の」人口問題であれば答えは逆、「増加」が正解になります。
ここのところを、ご理解、ご記憶いただくのが私の仕事なのでありますが、
だからといって、世界人口がいかに激増しているかの説明として、
「私が中学生の時にはね…」とか「ほんの40年前なんだけどね…」なんて話をしたとしてみましょう。
きっと上手くいきません。
私とはかなり世代のちがう皆さんは、即座に遠い目をします。
遠くを眺めるような眼をして、遠い遠い昔のことを想像します。
そして、きっと私の話は脳内で白黒映像で再現されているでしょう。
登場する人はみな、良くてカーキ色の国民服。洋服ですらなく和服を着ている可能性すらあります。
せめてチョンマゲ帯刀でないことを祈るばかりです。
これではいけません。
世界人口が昨今急増中ということをご理解いただけない。
もう少し、身近な、印象に残る、ピンとくる話をしなくては…。
それで思いついたのが「ブルゾンちえみ」です。
そう、少し(?)まえに大ヒットした彼女の鉄板ネタ「35億」です。
これならば、「ああ、流行ったよね。私が○○歳の頃だ」とピンときていただける。
ご記憶うっすらの方がたのために、復習しましょう。
キャリアウーマン然としたブルゾンちえみが
イケメン男性二人を従え登場です。
「くみちゃん、仕事、仕事!」
「え?元カレの事が忘れられなくて、仕事に集中できない?」
「はっ…ダメウーマン!」
「じゃあ、質問です!」
「クミちゃんは、味のしなくなったガムをいつまでも、いつまでも、噛み続けますか?
男はガムと一緒!味がしなくなったら、また新しいガムを食べればいい!」
「だって!地球上に男は何人いると思っているの?」
「…35億。」
音楽に合わせてシャツを脱ぎだすwith B。格好よく振り返ると、背中には「35」「億」の文字。
with Bがひざまずき、その上に優雅に座るブルゾンちえみ。
これです。
これなら、遠い目をされません。
私の話も、きっとカラーで再現されていましょう。
説明するまでもありますまいが、
35憶とは、当時の世界人口およそ70億人の半分のことです。
「ブルゾンちえみ」が流行った頃の世界人口はおおよそ70億人でした。
それがもう80億人です。
世界人口の激増ぶりをちょっとリアルにお感じいただけましたでしょうか?
お感じいただけたら幸いであります。
毎度、駄文にお付き合いいただき、誠にありがとうございます。
また、お暇のおりにお付き合いいただけますよう、よろしくお願いいたします。