オリオンの季節
ブログでは塾と関係のないことのみを書いています。
本当にたいしたことは書かないので 御用とお急ぎでない方、
特に、お暇で気が向いた方にお読みいただければ幸いと書く次第です。
仕事を終えて家へ帰るとき、
夜空を見上げるとオリオン座が見えました。
秋になったなあと思いました。
明るい星が3つ並んでいる特徴的な星座です。
3つの星と言えば「黒い三連星」ことマッシュ、オルテガ、ガイヤの三人ですが、
訳あって今日はその話しはやめておきます。
3つ並んだ星は見つけやすいので、
子供の頃に最初に覚えた星座です。
オリオンは、ギリシャ神話に登場する海の神、ポセイドンの息子だそうです。
ポセイドンは海を行け、といえば横山光輝ですが、その話もやめましょう。
3つ並んだ星はオリオンの腰のベルトを表しています。
星座とは不思議なもので、そうだと言われて見ると、そう見えてきます。
3つの星が腰のベルトで、棍棒を持って走っている人(神?)の姿に見えます。
オリオン座は冬の星座です。
今頃の時期から見え始めて春には見えなくなります。
そして、夏が終わるまで姿を見せません。
代表的な冬の星座です。
ギリシャ神話によれば、
夏に現れないのには、ちゃんとした理由があるそうで。
海神ポセイドンの息子、オリオンは優秀な猟師でした。
しかし、大変な自信家で、
「いつ何時、どんな獲物も俺は狩るぜ!俺が最強だ!」と言って憚らなかったそうです。
大言壮語のビックマウスでした。
ビックマウスと言えばカシアス・クレイことモハメド・アリですが、この話もしません。
オリオンは大言壮語が災いし、神々にとても嫌われます。
怒った神々がオリオンを懲らしめようと送り込んだのは
猛毒を持ったサソリでした。
サソリと言えば、革命戦士なのですが、もちろんそんな話しはしません。
オリオンはサソリの毒にやられて死んでしまったそうです。
神様のなさることだけあってやることが徹底しています。
何も命まで取らなくても思いますが、
古代の神々って意外にバイオレンスなんですよね。
まさに荒ぶる神ってやつです。
ともかくもオリオンはサソリに刺されて死んでしまいました。
ハブに噛まれて死んでしまったのはテレビ時代の寅さんなのですが、
これもぐっとこらえてスルーします。
以来オリオンはサソリが怖くて仕方がない。
なので、サソリ座が東の空に出てくる春には、西の空のに姿をくらまし、
夏の星座、サソリ座が居座る夏のうちは姿を見せません。
サソリが西の空に見えなくなる秋になって、
やっと東の空に現れるのだそうです。
ギリシャ神話のお話です。
面白いことを考えたものだと思います。
そういうわけで、
秋の初め東の空に現れて、
冬の空を象徴し、冬の終わりとともに西の空へ消えていく。
それがオリオン座です。
仕事が終わって、夜空を見上げてオリオン座が見える頃。
それは即ち、私にとっては受験の季節であります。
塾生の皆さんの、来年春の新しい舞台でのスタートに向けて、
ラストスパートの季節です。
オリオン座が、東の空から西の空へ、
進むにつれて受験も佳境に入っていきます。
東の空にオリオン座が見え始めたとき。
さあ、始めるぞ。という気持ちになります。
南に高く上がる頃、入試の近さを感じ、少しアツくなっていたりします。
西の空の向こうに消え、梅が咲き、桜が咲いて、
寒さも少し和らぐ頃には、私の仕事も一段落。
受験生の皆さんはそれぞれの新しいステージへ進みます。
オリオンは律儀に毎年、私に付き合ってくれる伴走者です。
そんなことをオリオン座を見つけると思います。
以上で「オリオンの季節」一巻の終わりであります。
以上で終わりではありますが、
今日はもう一つお話ししたいことがあります。
最近「ドキッとした話し」です。
「心にグサッと刺さった話し」です。
「霜降り明星」という漫才コンビの「せいや」氏の発言です。
彼は「お笑い第七世代」の言い出しっぺです。
第七世代とは、20代の若いお笑い芸人を括った彼の造語です。
「なぜ第七世と言い始めたのですか?」との問いに答えました。
「僕らの上の世代の人たちって、自分たち世代だけの話題で盛り上がるじゃないですか。」
「それ羨ましいなあ思てて。でも、そんな話しされても僕ら結構キョトンなんすよ。」
「それで、僕らも自分たちの共通の話題で盛り上がってもエエんちゃうかなって。」
「それで第七世代って言ってみたんですよ。」
さもありなん。若くして売れっ子になった彼の言い分よくわかります。
しかし次の言葉が私にグサリと刺さりました。
「キョトンとしてしまう話題ってどんなものですか?」との問いに答えました。
「昭和の話しっすね。野球とプロレスとガンダムです。あの人ら大好きじゃないすか。」
グサリです。
薄々そうなのではないかとは思っていましたが、
固有名詞でズバッと言われてグサッときました。
反省します。
今回は反省して老害な脱線を極力控えて書いてみました。
少しは読みやすくなったでしょうか?
毎度、お付き合いありがとうございます。
また、お暇のおりによろしくお願いいたします。