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マーベリックのNinja GPz900

ブログでは塾と関係のないことのみを書いています。

本当にたいしたことは書かないので 御用とお急ぎでない方、

特に、お暇で気が向いた方にお読みいただければ幸いと書く次第です。

 

トム・クルーズの新作、「トップガン マーベリック」を観ました。

本日は全国のバイクマニア、ミリタリーマニアのご同輩諸氏に限りネタバレご注意でお願いいたします。

 

1986年公開の映画「トップガン」の続編です。

前作も大ヒット、36年ぶりとなる続編の本作も大ヒット間違いなしの傑作です。

その素晴らしさは多くの方がご感想を述べられ、またご解説いただけていますし、

私ごときの出る幕はありますまい。

何よりご覧いただければその良さは一目瞭然の傑作。

オススメ映画です。

 

映画としての素晴らしさもさることながら、

本作は私のマニア心をくすぐりました。

バイクと戦闘機です。

 

まずはバイクから。

 

86年の前作でトム・クルーズが乗っていたバイク、

カワサキ(日本のバイクメーカー)GPz900(84年製・愛称Ninja)に本作でも乗っています。

現在のNinjaにも乗っていますが、当時のままのGPz900のNinjaにも乗っています。

バイクに興味のない方にはなんのこっちゃでありましょうが、私はそれだけで感涙です。

 

86年の私は中学生でした。

離陸直前、滑走路を進むジェット戦闘機とトム・クルーズのNinjaが併走、疾走しました。

かなりシュールな構図ではありましたが、

印象的なBGM、ケニー・ロギンスの「Danger Zone」とともにご記憶の方も多いかと思います。

名シーン。カッコ良かったです。

 

すっかり魅了された私は、高校生になりすぐにバイクに乗り始めました。

とはいっても、GPz900なんて大型の高級バイクに手が出るはずもなく、

中型バイクではありましたが、気分はトップガンです。

お気楽な鼻歌交じりに、

「は~いうえい とぅ~ざ~ でんじゃぞ~ん♪」ってなもんです。

私にとっては、いまだに続く趣味バイクの原点みたいなシーンです。

それが36年も経って、またスクリーンで観ることができるとは、

これが感涙せずにいられましょうやです。

 

お次は戦闘機です。

 

第5世代戦闘機F35、スーパーホーネットF18、フラれ気分ではない方のトムキャットF14などなど名機揃いであったわけですが、

私が最も驚いたのはP51(愛称マスタング)が出てきたところです。

 

トム・クルーズがP51を整備しています。

そればかりか自ら操縦して飛ばします。

観終わった後に知ったのですが、これがVFX(≓CG)無し、スタント無しの実写と聞いて二度びっくりです。

 

P51はGPz900よりもさらに古く第二次世界大戦末期の戦闘機です。

大戦期のアメリカの戦闘機といえばF6F(愛称ヘルキャット)やF4F(石ノ森作品じゃない方のワイルドキャット)など

海軍航空隊、グラマン社製の艦上戦闘機が零戦のライバルとして有名ですが、

P51は陸軍機、ノースアメリカン社製で、レシプロ機(プロペラ機)の最高傑作といわれる名機です。

 

歴史好き且つミリタリーマニアの私にとっては記録映像の中ではおなじみのP51ですが、

令和の御代に現役で飛行する実機を映画のスクリーンで観られるとは。

感激です。

しかもその操縦桿を握るのは世界のムービースター、トム・クルーズです。

豪勢な映画です。

 

まさかP51を飛ばすとは、と驚いていると、更なる事実を知り三度目のビックリがありました。

何とこのP51、トム・クルーズの私物です。

 

トム・クルーズ、戦闘機、所有しています。スゴイ。

いくら好きだからって戦闘機を所有したいと思うでしょうか?

マイカー、マイホームってのは聞きますが、マイ戦闘機です。

さすがはハリウッドスター。マニアっぷりも桁違いです。

ほとほと感心しました。

 

ともあれ、トム・クルーズの少々行き過ぎたマニアっぷりのおかげもあってできた映画です。

36年も間があっての続編、しかも傑作は彼の情熱なくして完成はなかったでしょう。

現在のところ、栄えある「私的年間映画大賞」最有力候補作品です。

 

毎度、駄文にお付き合いいただき、誠にありがとうございます。

また、お暇のおりにお付き合いいただけますよう、よろしくお願いいたします。

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