おでかけ
ブログでは塾と関係のないことのみを書いています。
本当にたいしたことは書かないので 御用とお急ぎでない方、
特に、お暇で気が向いた方にお読みいただければ幸いと書く次第です。
一人旅というほどのものでもないのですが、休みの日にふらっと出掛けるのが好きです。
みんなでわいわい行くのも楽しいですが、一人で行くとまたちがった楽しみがあります。
ちょこちょこ出掛けるので、47都道府県すべていきました。
そんな話しをすると
「え~じゃあ、○○県の○○観た?」とか「○○食べた?」と聞かれることがありますが、かなりの高確率で「いや~知らないなあ。それどんななの?」と私が聞く側になります。
一人で行った先では、有名な観光スポットや名物料理など今話題の○○にはあまりいきません。
一人なので、有名無名、人気不人気は気にしません。ただひたすら自分の興味の赴くままです。
結果、他の人からは何が楽しいの?となります。
あるあるトークには全くつながりませんがそれでも楽しいのです。
例えば、先日、といってもコロナ前なのでだいぶ先日ですが、
愛知県の豊橋へ行きました。
吉田城というお城を観るが目的のひとつではありましたが、特に目的なくふらっと出掛けました。
お城を観て、その後はノープランです。
初めて訪れる土地のとき、時々そうするのですが、地元の図書館へ行きます。
たいてい立派な(ときに建物自体が歴史的な)建物の図書館があります。
で、だいたい郷土史コーナーのようなものがあり、 貸出禁止の、すなわち門外不出の本や資料が沢山あります。
足を運んだもののみが読める本や資料です。
これが旅の醍醐味のひとつ。
で、そんな郷土史コーナーにはまず間違いなく、
特別忙しいというわけでもなさそうな職員の方がおられます。
話しが好きそうな、人の良さそうな方だったらラッキーデーです。
話しかけると土地の話しを聞かせてくれます。
郷土史のエキスパートです。何でも答えてくれます。
特別忙しいというわけでもないので(失礼かな?)ゆっくり話しが聞けます。
随時一次資料付き、解説付きでです。
この日もラッキーデーでだったようで、
とても人の良い、話し好きな方にお話がきけました。
江戸、戦国時代の地域の歴史の話しから始まり、軍都として栄えた頃のこと、
その頃の街が現在の路面電車の経路に残っている、なんて話しはとても興味深くおもしろかったです。
私が気になっていた、 伊勢湾台風の被害とその復興の話しも 現場にいたかたのリアルなお話しとして伺えました。
そこから伝統的に地域でおこなわれていた湿地干拓での開拓・入植のことなどなど。
「じゃあ、あれがこんな風に残っているからあそこに行ってみるといいよ」 と、
いくつかお薦めスポットを教えてくれました。
普段は貧乏暇なしですが、ノープランの一人旅は自由な時間がたっぷりあります。
「大変おもしろいお話を聞かせていただきありがとうございました」と礼を言って
お薦めスポットをのんびりめぐりました。
「お一人様」という言葉が流行っています。
よくわかります。
だれも付き合ってくれないから一人と考えると寂しくなりますが、
自分のためだけに使える時間と考えると贅沢な気持ちになります。
コロナ禍が落ち着いたら
またふらりとどこかへ出掛けたいなと思う今日この頃です。
毎度、駄文にお付き合いいただきありがとうございます。