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コミュニケーション能力

ブログでは塾と関係のないことのみを書いています。

本当にたいしたことは書かないので 御用とお急ぎでない方、

特に、お暇で気が向いた方にお読みいただければ幸いと書く次第です。

 

第1回英語検定、漢字検定が無事終了しました。

昨年は全国的に休校をしていた時期と重なり実施できませんでした。

本年度はとにもかくにも実施ができてなによりでした。

様々な「例年の行事」が普通にできることのありがたさを感じます。

 

検定試験は進学、就職に際しての、その重要度を増しています。

学校の成績が相対評価から絶対評価になったこともあり、

明確で客観的な学力の評価としての価値が認められてきたということでしょう。

 

入学試験や就職試験で選抜する側からすれば、

「優秀な高校の英語4」と「まあまあの高校の英語5」の

どちらの英語を高く評価すべきかは判断が難しいところでしょう。

 

そんなときに、「英語検定準1級です」とか「英検3級です」といってもらえれば

簡単かつ公平に判断できます。

 

使い勝手の良さが検定受験者の増加を促し、

資格取得者の増加が合否判断として有効性を高めるという循環に入っています。

 

検定資格の重要性が高まっているという現状をふまえ、

当塾では英検、漢検、数学検定の準会場の認定を受け

塾生に検定資格取得をお勧めしており、

積極的にチャレンジしていただけています。

 

各検定実施にはけっこう面倒な、そして私の苦手な事務手続きがあるのですが、

お役に立つこと間違いなしなので、休日返上でこれからもつづけていきます。

 

そういうわけで、各検定を当塾で受験できます。

普段の教室で落ち着いて受験できるので積極的に受験していただけているのですが、

唯一、英語検定で3級(中学卒業程度)以上の級には面接試験があります。

漢検、数検、英検4級まではすべて当塾の試験のみで完了ですが、

面接試験だけは当塾では受けられません。

 

英検3級からは、筆記試験を1次試験といって、これを当塾で受験します。

これに合格すると面接試験、2次試験に進みこれにも合格することで検定資格取得となります。

 

面接試験は指定された試験会場での受験です。

たいてい近隣の高校が試験会場に指定されます。

初めての会場で、これまた初対面の試験官で、

なおかつ入室から退室まで全て英語での面接です。

このシチュエーションだけで、すでに気持ちが折れてしまう方もおれれましょう。

 

内容は形が決まっているので準備をしておけばそれほど難易度の高いものではありません。

しかし、一切の日本語禁止の面接です。

よほど陽気な人でなければ、すこし尻込みしてしまう気持ちもわかります。

 

高校入試でも面接試験は必須になって久しいです。

進学、就職、様々な場面で面接試験がありますが、

特に中学生の場合、英語検定での二次試験が人生初めての面接試験という方も多くいらっしゃいます。

 

人生初の面接が日本語禁止、オール英語ですから、

とても良い経験ともいえますが、少々高いハードルと感じる方もおられましょう。

大変だなあとは思いつつも「可愛い子には旅をさせよ」と申します。

「大丈夫だよ」と背中を押して、チャレンジしてもらっています。

 

現在は、英検の面接試験しかり、高校入試の面接試験必須化、AO入試しかり、

ペーパーの試験だけでなく、面接でも人物を総合評価するというのが大きな流れようです。

 

そうなってくると、面接で自分を上手に表現できる人が有利、

引っ込み思案で口下手な人は不利となります。ご心配な方もいられましょう。

 

本日は、「コミュニケーション能力」についての私見を述べさせていただき、

ご心配の方に、ほんの少しでもお気をお楽にしていただければと思います。

また、「ヘンなことを言ってるなあ」の巻きなので、

お気楽にお付き合いお願いいたします。

 

「コミュニケーション能力が大切」てなことをよく耳にします。

私もその通りだと思います。

 

まあ、人間の能力というのも沢山ありまして、

「勉強が良くできる」というのはほぼ満場一致で大切な能力の一つといえましょう。

他にも「運動が上手にできる」能力とか、「絵が上手い」「歌が上手」、

「毎日元気」なんてのもほぼ満場一致の大切な能力といえましょう。

 

大切かどうかはよくわからないのですが、

「たくさん食べることができる」能力というのもあます。

どうでもいい能力と思われがちですが、

世の中にはそれをお仕事にされている方(フードファイターと申します)

もいらっしゃいますから、その方たちにとっては何より大切な能力です。

 

考えようによっては、ゲームばっかりしている人には

「長時間ゲームをし続ける」能力がある、と捉えることもできます。

何を能力と捉えるかは、時と場合によるということでありましょうか。

 

私事で恐縮ではありますが、

どういうわけか、私は「注射」と「カエル」が大の苦手です。

そんな私にとっては「注射は平気」「カエルを触れる」なんてのは間違いなく驚異の能力です。

 

「能力」にもピンからキリまで様々あり、

価値判断はそのときどきにまかせるほかないのですが、

人が人と関わって生きていく上で欠かせないのが、

「コミュニケーション能力」ということになりましょう。

 

さて、いよいよ本題です。

毎度、長いマクラで申し訳ありません。

 

「コミュニケーション能力」とは、二つの大きな能力の総合だと思うのですが、

一方ばかりが重視され、もう一方が軽視されていると思うのです。

 

コミュ二ケーションとは「意思の疎通」です。

「こちらの言葉をあちらに伝え」、「あちらの言葉をこちらが受け取る」ことです。

両方できて、これらのラリーでコミュ二ケーションは成立します。

 

しかるに私には、どうも「こちらの言葉をあちらに伝える」能力ばかりが

重視されているように思えてなりません。

 

確かに、面接試験での発言などは

どんなことを聞かれるか、即ち何を話したらいいのか予測がたちます。

予想される質問に答えを準備し、事前に練習します。

礼儀正しく、快活に、高評価が得られるように練習です。

 

面接試験では「こちらの言葉をあちらに伝える」能力だけが主に問われます。

なので、「コミュニケーション能力=伝える能力」と思われがちなのでしょう。

 

その結果、言葉で表現するのが苦手な人がコミュニケーション全般が苦手と自ら思い込みがちです。

 

ですが、日常のコミュニケーションでは「伝える能力」と同様に「受け取る能力」も重要です。

私は、まず「受け取る能力」がしっかりできていればコミュニケーションに問題ないと思います。

 

考えてみて下さい。

「伝える能力」だけあって「受け取る能力」がない人です。

仮に「コミュ好き陽キャ左衛門」と名付けましょう。

 

この「コミュ好き 陽キャ左衛門」、

自分の話ばかり延々話し続け、相手の話を全然聞かない人ということになります。

指示を受けても守りません。「受け取る能力」がないとそうなります。

その代わり自分で思いついたことは何でも勝手にやり始めます。なまじ「伝える能力」だけはあります。

ときどき見かける気もしますが、「コミュ好き 陽キャ左衛門」端的に言って「困った人」です。

 

反対に、「伝える能力」には自信はないけど「受け取る能力」のある人です。

仮に「コミュ苦手 陰キャ之介」としましょう。

「コミュ苦手 陰キャ之介」さんは、

自分の意見は話せませんが、相手の言うことはしっかり聞きます。

指示は守ります。よく聞いていますから。

ただ、自分で工夫してとか自由にやってという部分がすこし消極的なだけです。

 

仕事を一緒にする仲間として、どちらの方が歓迎されるか?

「陽キャ左衛門」を選ぶ人はいますまい。「陰キャ之介」で決まりです。

 

まあ、「陽キャ左衛門」はどこへ行ってもそんな感じでしょうから

それはそれで悩みの少ない楽しい人生を送るのでしょうからそれはそれでよしです。

 

私が伝えたいのは「陰キャ之介」さんです。

それほど気に病むことはありません。

人生の中で何度か訪れる「面接」は苦手な関門でしょうが、見る人は見ています。

学校なり仕事なり、新しい環境で歓迎されるのはあなたです。

 

もう一つ、例え話をさせて下さい。

コミュニケーションはキャッチボールに例えられることがあります。

「言葉のキャッチボール」です。

 

言葉というボールを、「投げる」能力とボールを「捕る」能力が必要です。

 

小さい人と、あるいは野球経験の少ない人とキャッチボールをするとき、何をするでしょう?

相手に捕りやすい球を投げますよね。

全力の剛速球なんて投げたら怪我させちゃいます。

ノーバウンドが無理ならワンバウンドで、それも難しそうならゴロで投げます。

とにかく捕れる球を投げて捕ってもらいます。

 

そして投げ返してもらいます。

投げ返す球も、ゴロでも、山なりでも何でもいいんです。

とりあえず自分の方に向かっていさえすればキャッチボールは成立します。

 

これ、「コミュ苦手 陰キャ之介」のことです。

大丈夫です、どうにかキャッチボールは成立しています。

つづけていって、これから慣れてくれば少しずつサマになってきますよ。

 

しかし、問題は「コミュ好き 陽キャ左衛門」氏のキャッチボールです。

 

まず、彼はボールを受けません。何を投げても捕ってくれません。

近くに転がる相手からのボールも無視して拾うことすらしません。

 

彼はおもむろにフトコロから自分のボールを取り出しそれを投げます。

 

しかし彼はこちらを向いていません。

あらぬ方向に全力で剛速球を思いいっきり大遠投です。

 

投げられたボールを追っかけるのは相手にまかせて、

自分の球速や飛距離にひとり満足の表情です。

 

このキャッチボール、成立していません。

キャッチボール相手の我慢の限界までは続くでしょうが、そこまでです。

 

「陽キャ左衛門」氏の投げる力、伝える能力が高いのは確かです。

しかし「コミュニケーション能力」は皆無といわざるを得ません。

 

「コミュニケーション能力」は「伝える」能力と「受け取る」能力の総合力。

しかも、優先されるべきは「受け取る」能力、

というか「受け取ろうとする気持ち」だと思うんです。

 

私が、「この人は『コミュニケーション能力』が高いなあ」と感じるのは

むしろ「受け取る」能力が高い人です。

 

皆さんの周りにも話を引き出すのが上手な方っていらっしゃると思います。

その人がいると座が盛り上がる、その人が相手だと話が尽きない、そんな人です。

そういえばさ・・・、でね・・・、といろいろな話をついしてしまう。

そんな方がいらっしゃるのではないでしょうか?

 

私はその人の「話しっぷり」ではなく

「聞きっぷり」にコミュニケーション巧者を感じます。

まあ、そういう人はたいてい話をしても面白いのですが、

やはり私が感心するのは「聞きっぷり」です。

 

同じ話しをするのでも、受け手が上手いと話は弾みます。

話が弾めばコミュニケーションは深まります。

 

ちゃんと受け止めてくれていないとなると話しはしぼみます。

いくら時間をかけても、コミュニケーションは深まりません。

 

これ、「受け取る」能力次第なんだと思うんです。

自分にまず、「受け取る」能力がいかほどあるかを考えるべきだし、

ひいては「相手の話を引き出す能力」を身につけることが大切なのではと思う次第です。

 

ピッチャーの投げた球を上手なキャッチャーは「バッシ」っといい音を立てて捕ります。

「ナイスボール」と声をかけて返球します。ピッチャーは気持ちよく次の球を投げます。

 

ピッチャーとして自分の球速を上げることも大切ではありましょうが、

私は、まずは良いキャッチャーこそが目指すべきところだと思うんです。

磨くべきは「受け取る」能力ではないでしょうか。

 

そうすれば、どんな人とも良好なコミュニケーションがとれて

諸事無難に過ごすことができます。

また、のみならず、他者からの学び、気づき、すなわち成長する機会を逃すことなく

自らに資することができるのではと思います。

 

なんてことを思うのですが、

まあ、「屁理屈 コネ造」の私のいつもの妄言です。どうぞお読み流し下さい。

 

妄言承知ではありますが、

自分はコミュニケーション下手なのでは?と気鬱に思っておられる、

自称「コミュ苦手 陰キャ之介」の方に、

少しでもお気を楽にしていただけたらと書いた次第であります。

 

毎度、駄文長文に貴重なお時間をいただき恐縮の至りです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

また、お暇の節によろしくお願い申し上げます。

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