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’22年のベイスターズ

ブログでは塾と関係のないことのみを書いています。

本当にたいしたことは書かないので 御用とお急ぎでない方、

特に、お暇で気が向いた方にお読みいただければ幸いと書く次第です。

 

我らがベイスターズの2021年シーズンが終わりました。

54勝73敗16引き分けの最下位でした。

しかも、横浜スタジアムでのホーム最終戦で、

優勝チーム、ヤクルトスワローズの胴上げを見せられるというおまけ付き。

「散々なシーズンだった」とお思いのベイ党もたくさんおられましょう。

 

しかし、私は、「悪いことばかりではなかった」と思っています。

いやむしろ、「これからが楽しみな良いシーズンだった」とすら思っています。

 

今シーズンは最下位ではありましたが、よいことも沢山ありました。

 

まずは打線。

佐野、宮崎、桑原らは今季も打撃好調でした。

彼らはこれから全盛期を迎える選手です。楽しみです。

 

全力プレーのオースティン、ホームラン王のソトは来年も残ってくれそうです。

そして、驚異の新人・牧秀悟。ニュースターも誕生しました。

 

私の敬愛する田代コーチ指導の下

のびのびとパカパカとヒットを量産してくれました。

 

打撃陣に比べ投手陣は課題が多いですが、

それでも未完の大器が大勢います。

 

今永、濱口、大貫、平良らは経験と実績を積んだ投手。

真の実力開花はもうすぐです。

 

上茶谷、東、京山も復活が楽しみ。

坂本はイケメンですし、ドラフト組の小園、徳山も期待大です。

 

中継ぎには「オトコハダマッテナゲルダケ」でお馴染みの

鉄腕エスコバーがフル回転しました。来年も投げてくれます。

ブルペンには石田、砂田、田中健の左腕、ベテランの平田もいます。

 

抑えは、実績十分の山﨑、三嶋に新人の伊勢が割って入り、

よい競争の中でストッパーの座を勝ち取ってほしいです。

 

結果的には歯車がかみ合わないこも多く、

投手陣には課題が残ったシーズンでしたが、

来季からは斎藤隆が投手コーチとして帰ってきます。

現役時代は先発、抑えで活躍しメジャー経験もあるOBです。

ビシビシ鍛えてもらいましょう。

 

攻撃陣もヒットはたくさん打ちましたが、得点力には問題がありました。

原因は明らかです。

走塁に難があったからです。

盗塁がダントツに少ないです。

せっかくヒットを打っても、つたない走塁で得点につながらず

残念な敗戦を重ねました。

 

でも、この点にも希望があります。

 

来季から石井琢朗が守備走塁コーチで帰ってきます。

マシンガン打線のリードオフマン。盗塁王にして好守好打の名選手でした。

指導者としても広島、ヤクルト、巨人で手腕を発揮しました。

古巣に戻って後輩を厳しく指導してくれるでしょう。

 

古巣に復帰のコーチでは鈴木尚典も打撃コーチで帰ってきます。

ハマの安打製造機といわれた天才バッターです。

こちらも楽しみ。

 

続々とOB達がコーチとして帰ってきています。

久しぶりの生え抜き監督、三浦大輔監督を支えてくれるでしょう。

彼らは皆、現役時代に98年の日本一を達成したレジェンド達です。

ここから良き伝統をつくってほしいと思います。

 

いい素材(現役選手)はそろっています。

彼らの指導でどれだけ才能を開花させられるか、期待が膨らみます。

 

 

さて、冒頭にも書いたように今季のホーム最終戦は

スワローズの胴上げを見させられるという試合になってしまいました。

 

ペナントを争うチームとしては屈辱の事態でした。

ですが、これがまたベイスターズらしいというか何というか、

賛否は分かれると思いますが、私にとってはとても気持ち良い一幕がありました。

 

ベイスターズの本拠地最終戦、ベイスターズ対スワローズ。

結果的にはこの日にスワローズはリーグ優勝を決めました。

 

この日にスワローズが優勝を決定するために、条件が2つありました。

条件その1は、スワローズが横浜でベイスターズに勝つこと、

条件その2は、2位タイガーズが甲子園で、この日の対戦相手、ドラゴンズに負けることでした。

 

先に試合が終わったのはスワローズでした。

ベイスターズを5対1で下し、条件その1クリアです。

あとは2位タイガースの結果待ち。

タイガースが負ければその時点で優勝決定。

タイガースが勝てば優勝決定は明日以降に持ち越しです。

 

横浜の試合終了時点で、タイガーズはまだ試合を終えていません。

横浜スタジアムでスワローズを応援するツバメ党の皆さんは、甲子園のタイガース戦の結果が気になります。

 

ベイスターズはホーム最終戦で、試合後に監督挨拶のセレモニーが予定されています。

 

ここで、我らがベイスターズ、粋なはからいをしました。

 

突如、スタジアムのビジョンに映し出されたのは、

甲子園でおこなわれているタイガースの試合中継でした。

 

タイガース敗戦まで、即ち、スワローズ優勝決定の瞬間まで流しました。

優勝決定後、歓喜の胴上げが終わるまで、監督挨拶のセレモニーを待ちました。

 

だいぶ遅れて始まったベイスターズ監督挨拶、

三浦監督は「まずは、スワローズファンの皆様おめでとうございます」ときりだしました。

 

粋なもんじゃないですか。

確かにツバメ党、ベイ党と普段は敵味方です。

ですが、広い意味では同じ野球ファン。

ツバメ党の皆さんに、久しぶりの優勝の歓喜の瞬間をたっぷり堪能してもらいましょうという、

実に粋なはからいでした。

 

スワローズは前年、前々年と2年連続最下位でした。

今季も戦前予想は芳しいものではありませんでした。

そんな予想を覆す優勝です。敵ながら天晴れです。

立派な優勝を同じ野球ファンとしてたたえましょう。

 

今年は負けました。後は上がり目しかない最下位です。

さっぱり負けを認めて来年やりかえしましょう。

それでいいんです。それこそが勝負の世界というものです。

 

今季はパ・リーグもオリックスが最下位からの優勝。

こちらも戦前の予想を覆す、みごとな優勝です。

 

我々も、いつまでも今年の負けにこだわっている場合ではありません。

来年、最下位からの優勝を狙うのは我らがベイスターズです。

 

いや、いきなり優勝は言い過ぎかな?

とりあえずCSに出てくれれば・・・。

いやいや、最下位脱出さえしてくれれば・・・。

 

まあ、より強くなる未来を夢見て、来年も応援する所存であります。

 

 

毎度、駄文にお付き合いいただき誠にありがとうございます。

また、お暇のおりにお付き合いいただけますようよろしくお願いいたします。

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