ブログ

友遠方より来たるあり

ブログでは塾と関係のないことのみを書いています。

本当にたいしたことは書かないので 御用とお急ぎでない方、

特に、お暇で気が向いた方にお読みいただければ幸いと書く次第です。

 

「友遠方より来たるあり、また楽しからずや」

とは「論語」でおなじみ孔子先生のお言葉でありますが、

久しぶりに会う友達というのは、やはり良いものであります。

 

普段は都会暮らしの旧友が、久しぶりに小田原へ遊びに来てくれました。

孔子先生に同感。私たちもまた楽しからずやな時間でした。

 

せっかくの小田原なので夜は温泉にでもと、

よく行く箱根のとある日帰り温泉施設へと行ってまいりました。

 

よく行く、とは申しましたが、考えてみるとこちらの温泉施設は数年ぶりでしょうか?

 

それこそ学生の頃からちょいちょいっていたのですが、

コロナ禍で「黙浴」なんて言われて足が遠のいていました。

コロナ禍明け初かもしれません。

 

箱根の中でも特に人気の温泉施設です。

休日ということもあってお客さん、沢山いらっしゃいました。

 

そこに驚きはないのですが、

驚いたのは海外から観光に来られたと思しき方々の多さでした。

 

誇張ではなく、日本語を話しているのは我々だけなのでは?と思われる程でした。

見慣れた温泉が、不意に迷い込んだ異国のようでした。

 

いわゆるインバウンドというものでしょうか、

話には聞いていましたが実感しました。

 

世界の人々にとって、箱根は魅力的な観光地なのでありましょう。

しかし、私にとっては地元、ご近所であります。

 

どちらかというと、気になるのは温泉施設で働かれている方々。

皆さん当たり前のように外国語で接客されています。

 

ご近所で働く方々の異文化コミュニケーション能力の高さに敬意です。

そういう時代なのだなあと思いました。

 

外国語の能力、異文化の理解、身近に大事になってきたなあと。

そんなことを思ったわけであります。

 

勉強嫌いな人の定番フレーズ、

「俺は外国へ行かないから英語は勉強しなくてもいいんだ」は、

もはや時代遅れとなってしまったようです。

 

そんな折、

これまたご近所の私立中学校のことなのでありますが、

来年度受験からいよいよ英語が受験科目に加わるとか。

 

中学受験の受験科目に英語です。

小学生が英語で入試を受けるんです。

 

中学校入学で初めて英語をアルファベットから勉強し始めた世代からすると隔世の感です。

 

小学生が受験する英語の入試、

どんな問題になるのか気になって中学校の先生に伺ってみました。

 

答えは明快で、

「英語検定4・5級の問題みたいなものです」とのこと。

 

納得です。

現在の小学生の英語の教科書のレベルを考えると妥当です。

 

それに英検の形式であれば記述がないので、細かい文法や綴りを気にしなくて済みます。

英語で書かれた問題の意図が汲み取れれば大丈夫です。

 

とはいえ、大変ですよね。

受験科目が増えれば必然、準備もしなければなりませんからね。

 

栓無きことではありますが、我が身を振り返るとその差は歴然です。

 

私たちは、中学校に入学してから英語の学習はスタートでした。

中1の5月に、初めて英語のテスト、1学期中間テストがあるって言われて、

心配しないで、アルファベットが全部かければ満点だよなんて言われて、

ホントにそれで満点でしたから。

実に牧歌的な時代でした。

 

しかしもはや、そんなことは「マリリンモンロー・ノーリターン」(野坂昭如)でありまして、

「時代は変わる」(ボブデュラン)であります。

時は今、令和なのでであります。

 

箱根で働く皆さんと、英語の入試に挑む小学生と。

外国語習得に、今も昔も知識の量はもちろん大切なのですが、

より大切なのは積極性と申しますか、

何とか意思の疎通をしよう、どうにか問題文の意図を汲み取ろうという

「気持ち」が大切なんだろうなと。

 

してみると、私の生業的には、ほんのちょっとでも「英語も楽しいかも」と思ってもらえるようにしなくてはと、

あらためてそんなことを思った次第であります。

 

さてさて、

明日は本年度最初の検定試験、第1回英語検定本番であります。

頑張っていきましょう!

 

毎度、駄文にお付き合いいただき、誠にありがとうございます。

また、お暇のおりにお付き合いいただけますよう、よろしくお願いいたします。

柏木塾
https://kashiwagi-juku.jp/


〒250-0852
神奈川県小田原市栢山2397-1
TEL:0465-37-5223